«Prev | | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 || Next»

フラゼッタ死す

Painting With Fire [DVD] [Import]Painting With Fire [DVD] [Import]
Lance Laspina

Razor 2004-11-30
売り上げランキング : 38533

ニール・アダムス、ラルフ・バクシ、ジョン・ビュッセマ、バーニ・ライトスン、ジョン・ミリアス、サイモン・ビズリーなんかもでてるよー

すでにご存知の方も多いとは思いますが、今週月曜日にファンタジーアートの大家フランク・フラゼッタが脳卒中のために亡くなりました。

1928年、ニューヨークはブルックリンというやんちゃな土地柄に生まれた氏は、子供の頃から絵画に天才的な才能を発揮し、16歳にしてマイナーコミックでデビュー。その後も「アル・キャップ」「フラッシュ・ゴードン」「リトル・アニー・ファニー」など、ジャンルを選ばない活躍を見せました。

その後コミック仕事はスランプに見舞われましたが、マガジン誌やペーパーバック小説のカバーアートを新たな活動拠点にする事で大ブレイクします。ウォーレン系のコミック雑誌「イーリー」「クリーピー」「ヴァンピレラ」、中でもつとに有名なのがエドガー・L・バロウズの小説カバーアートで「ターザン」「火星シリーズ」(ジョン・カーターのアレ)「コナンシリーズ」などは小説の中身に負けないくらいの有名カバーアートになりました(そう、あのマッチョな男とでか尻女で有名なヤツです)。

さらにそこで名声を得たフラゼッタは、ハリウッドにも進出。多くのコンセプトアートやポスターなどを手がけます。クリント・イーストウッドの「ガントレット」のポスターなんかが有名ですかね?さらには「スパイダーマン」「フリッツ・ザ・キャット」等でコミックファンにもお馴染みのあのアニメーション監督ラルフ・バクシと組んで、フラゼッタのアート世界そのものを逆に映画化すると言ったザ・フラゼッタ映画「ファイアー・アンド・アイス」までが製作されました。

その後は甲状腺機能に障害をきたし、右手で絵を描けなくなるなどの作家生命を脅かす不幸に見舞われますが、筆を左手に持ち替え克服。ペンシルバニア州のイーストストラウズバーグにフラゼッタ・ミュージアムを設立し、フラゼッタの生涯を追ったドキュメンタリー映画「フラゼッタ・ペインティング・ウィズ・ファイアー」等も製作されました。

ここまでの大御所になってしまうと、ここ日本においても影響を受けた作家など上げるに枚挙が無い程で、逆にファンタジーを描くには避けて通る事の出来ない存在だったのではないかと思います。そういえば子供の頃にハヤカワSF文庫で読んだ、マイケル・ムアコックの「エターナルチャンピオン・シリーズ」で天野喜孝が描いていた挿絵は、本当にフラゼッタのペン画を思わせる筆致でした。

あのダイナミックな作風に違わず、本人もマッチョで豪快でガンフリークだったそうですが、まさに巨星墜つ。
心よりご冥福をお祈り致します。

newsaramaにも、フラゼッタの逝去を悔やむ業界関係者のコメントがあがっています。
http://www.newsarama.com/comics/artists-remember-frank-frazetta-100510.html

Telling Stories: The Classic Comic Art of Frank Frazetta
Telling Stories: The Classic Comic Art of Frank FrazettaEdward Mason


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
Legacy: Selected Paintings and Drawings by Frank FrazettaLegacy: Selected Paintings and Drawings by Frank Frazetta
Arnie Fenner

Underwood Books 2008-04-28
売り上げランキング : 62
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ファイヤー&アイス [DVD]
ファイヤー&アイス [DVD]
おすすめ平均
starsラルフ・バクシ+フランク・フラゼッタ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
2010-05-15 - tada - Category: General- No comments - TrackBack: No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

メジエール×クリスタン来日

Valerian 1: The City of Shifting Waters
Valerian 1: The City of Shifting Waters

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

どうも皆様GWはいかが過ごされましたか?私は毎年恒例の期間労働者として実家の田植えを手伝っておりました。お陰で数日前まで真っ白だったモヤシGUYも今じゃすっかり日に焼けて、真っ黒ヒジキGUYとなった次第です。

まあそんな与太話はよしとして。海外のコミックに意識の高い皆々様なら、今年のGWの二文字には例年とは違う(しかし去年とは同じ)隠された特別の暗号を読み取ったはず。そう、それはGW=Go West (西の都、京都へ飛べ)との宇宙からのメッセージ。さらにこれを漫画脳による分解と再構成、そして解析を重ねた結果が「5月3日〜5月8日に京都精華大学と京都国際マンガミュージアムで行われた『メジエール×クリスタンの世界――フランスSFマンガの想像力』へ行ってこい」だったわけです。

まあ、日程と旅費の問題がクリアできず私は行けませんでしたがね。(ズコーッ!)と言うわけで、今年も関東地区で行われた

映像的想像力(ビジュアルイマジネーション)の愉悦
出演者:手塚眞、ジャン=クロード・メジエール、ピエール・クリスタン
会場:ヨコハマ創造都市センター(YCC)

バンド・デシネの巨匠 クリスタンとメジエール講演会
出演者:ジャン=クロード・メジエール、ピエール・クリスタン
会場:東京日仏学院

をリーコンする事に成功。
さらにその後、なぜか数日前に生放送の終わった

日仏SFマンガサミットPart2
出演者:安彦良和、ジャン=ダヴィッド・モルヴァン
会場:京都国際マンガミュージアム

を電脳世界で幻視し、この3つをネタにちょいとした小話が出来ればと思った次第で。

イベントの詳細情報は京都国際マンガミュージアム関西日仏学館東京・横浜日仏学院のページで確認できます。

[続きを読む...]
2010-05-13 - tada - Category: General- No comments - TrackBack: No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

ユーロマンガ vol.4

ユーロマンガ vol.4
ユーロマンガ vol.4

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

翻訳コミックの鬼門と言われる第三巻の壁をブレイクスルーして、ユーロマンガのvol.4が発売されております。
収録作品は以下タイトル

SKY-DOLL [Part 4]
BLACKSAD - Spin off
RAPACES [Part 4]
VOL DU CORBEAU [Part 1]
BIBENDUM CELESTE [Part4]
PECHES MIGNONS
HAPPY SEX
INCAL-L’origine de Solune

ユーロマンガホームページはこちら

今回のvol.4での新顔は、表紙にもなっているアンチュール・ド・パンス。ティトフシリーズが有名なユーモア作家ゼップ。そして御大メビウスは日本語版の発売が待たれる「アンカル」のスピンオフ作品で再登場。

他にも「時空警察ヴァレリアン(Valérian, agent spatio-temporel)」で知られるSF系BDのビッグネーム、メジエール&クリスタン(近々日本に来るんだってよ!)についてのコラムや、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦のインタビューなども掲載されており読み物部分も充実しております。

ピンクを基調にしたジャケになってよりERO-MANGA感を増大させておりますが、気になった方はいかが?

2010年の日本コミック事情と「スコット・ピルグリム vs. ザ・ワールド」

スーパーマン:ザ・ラスト・エピソードスーパーマン:ザ・ラスト・エピソード
石川裕人

小学館集英社プロダクション 2010-05-20
売り上げランキング : 714

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
バットマン:ザ・ラスト・エピソード
バットマン:ザ・ラスト・エピソード関川哲夫


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

えー毎度の事ながら、長らく更新をサボってしまい失礼いたしました。「今年こそは」と言いたいところですが、恐らく今年もこの調子。まあ、このコーナーは気が向いた時にでもたま〜に見て頂ければ、たま〜に。書いている内容もその程度の事なんで

さて気がついてみれば2010年の前半も終了、中盤にさしかかっての第一回目の更新ですが、気がつけば巷では原宿のBLISTERが縮小移転、中野のパピエが実店舗を閉店と海外コミックの原書を買う環境は非常に厳しいものになっております。

しかしその一方で、海外コミックの翻訳版はコンスタントに継続中。誰も予測していなかった形でのダークホースの「アンブレラ・アカデミー」の翻訳。しばらく日本語版が出ていなかったMARVELもついに翻訳氷河期を脱出。映画化作品などにあわせていくつかのラインが動いているようですね。ダークホースに関しては、お待たせヘルボーイの新刊も準備中。

ヘルボーイ:百鬼夜行 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)
ヘルボーイ:百鬼夜行 (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)石川裕人


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
[続きを読む...]

ティエリ・グルンステンきたる

マンガのシステム コマはなぜ物語になるのか
マンガのシステム コマはなぜ物語になるのか野田謙介


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート
線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート古永 真一


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

「線が顔になるとき―バンドデシネとグラフィックアート」「マンガのシステム コマはなぜ物語になるのか」の著者であるティエリ・グルンステン氏が、今週18日(金)京都国際マンガミュージアムに、来週23日(水)明治大学国際日本学部に訪れ、講演会をおこなうそうです。詳しくは下記ホームページをご参照下さい。

18日(金)京都国際マンガミュージアム
世界のコミックスとコミックスの世界―グローバルなマンガ研究の可能性を開くために
京都国際マンガミュージアム ホームページ

23日(水)]明治大学国際日本学部
ヴィジュアル・カルチャーと漫画の文法―ティエリ・グルンステンを迎えて
明治大学ホームページ

ヤベ、俺「マンガのシステム」積みっぱなしで読み終わってねーや。

2009-12-13 - tada - Category: General- No comments - TrackBack: No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

冬休みPLANETまんが祭り2009

いやー毎年師走が近づくこの時期になると、お正月映画が次々封切りになって大賑わいですね。
元気なチビッ子諸君も、今頃教室で「ハマちゃんが見たい」だの「スーさんはどうなる?」だの大論争を繰り広げているでしょう。そんな中、我がPLANETCOMICS.JPでは、例年のように(あ、去年は書いてなかった)チビッ子諸君が喜びそうな漫画映画をご紹介。
戦場でワルツを
バッタ君町に行く
コララインとボタンの魔女
これから先の、クリスマスや正月に居心地の悪さを感じるお友達には、特にお勧めの3本です。

[続きを読む...]
2009-12-13 - tada - Category: General- No comments - TrackBack: No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

バットマン:キリングジョーク 完全版

バットマン:キリングジョーク 完全版
バットマン:キリングジョーク 完全版石川裕人


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

そして日本アメコミ界の"帝国"こと小学館集英社プロダクションの逆襲も始まりました。
アラン・ムーア&ブライアン・ボランドの傑作「バットマン:キリングジョーク」 が完全版となって、小学館集英社プロダクションから発売されます。完全版を謳うだけに全ページ再カラーリングが施され、その内容の充実ぶりたるやまさに完全保存版。

さらにブライアン・ボランドによる短編作品『罪なき市民』、日本語版オリジナル特典としてブライアン・ボランドのカバー絵コレクションも同時収録。日本ではアラン・ムーアのビッグネームの影に隠れてしまっていますが、この機会に超細密派アーティストのブライアン・ボランドのアートの魅力をぜひ堪能してください。

2010年1月発売予定。ジャイブ版は既に万単位の値段のつくプレミア本になっているので、そちらを買い逃した人は年越し前にさっさと予約するのがお勧めです。

*よければ見てみて
すげーアートはいいんだけど、そのせいで仕事が遅いのが珠にキズなブライアン君。そんな珠玉のアートを贅沢に使って一冊の本に仕上げました。ジ・アート・オブ・ブライアン・ボランド、2000A.D.やジャッジ・ドレッド・マガジンなんかのイギリス出版系アートも山盛りなので、「バットマン:キリングジョーク 完全版」だけでは、ボランド成分の足りなかったブロー(&シス)はどうぞ。

The Art of Brian Bolland
The Art of Brian Bolland

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

バットマン:イヤーワン/イヤーツー

バットマン イヤーワン/イヤーツー
バットマン イヤーワン/イヤーツー秋友克也


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

日本アメコミ界の"新たなる希望"ヴィレッジブックスより、傑作として名高いバットマン誕生秘話「バットマン:イヤーワン」と「バットマン:イヤーツー」がセットで読める超お特版コミックが発売されますよー。十年以上の年月を経て「スーパーマン/バットマン」の雪辱をついに果たす時がついに来た!

バットマン:イヤーワン/イヤーツー
発行:2009/12/19
著者名:フランク・ミラー、マイク・W・バー
訳者名:秋友克也、石川裕人
ジャンル:エンターテインメント
定価:3,360円(本体価格 3,200円+税)
ISBN:978-4-86332-209-7

詳細はヴィレッジブックスのホームページで。
http://www.villagebooks.co.jp/

*よければあわせて

かつて日本の地上波でも放送され、すでにバットマン・クラシックとなったバットマン・アニメイテッドシリーズより「バットマン マスク・オブ・ファンタズム」。その高品質なアニメーション世界の中で"イヤー・ワン"と"イヤー・ツー"を見事にミクスチャーした製作陣の手腕にはただただ脱帽。映像化作品としては"イヤー・ワン"を元ネタに取ったと言われる「バットマン・ビギンズ」を見るより100倍お勧めです。

バットマン マスク・オブ・ファンタズム [DVD]
バットマン マスク・オブ・ファンタズム [DVD]ケヴィン・コンロイ


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このシリーズの魂を受け継ぐのは、現在カートゥーン・ネットワークで放送中の「バットマン・ブレイブ・アンド・ザ・ボールド」しかいない!と私は思っているけど、ウチはCS入ってないので未だ視聴できず…。チェッ悔しいからDVDでリリースされているエピソードを見直すか。

俺以外のヤツはみんなバカ!

Everybody Is Stupid Except for Me: And Other Astute Observations
Everybody Is Stupid Except for Me: And Other Astute Observations

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

皆さん、社会に対する問題意識、持ってますかー!
勿論私はここで改めて言いうのも恥ずかしい位の社会派です。例えば、まいにち新聞に目を通してテレビ欄と風俗情報欄を穴があくほど眺め検討しますし、例えば、各局ニュース番組を凝視して、女子アナのお肌の調子まで分析します。私はそれぐらい徹底した社会派なのです。

今回はそんな私が読んだ本、"Everybody is Stupid Except for Me"をちょっとご紹介。

著者はオルタナティヴコミック作家として著名なピーター・バッグ(Peter Bagge)。"Buddy Bradley"シリーズのヒットで知られ、「X世代にとってのカルチャーヒーロー」みたいな見方もされる人(ところでX世代って何?Xメンの事?)ですが、そんな彼も今や40をこえたいいオッサン。そのオッサンが今更「X世代」も無いわけで、"Reason Magazine"というリバタリアン(自由意志論者の意、脳味噌は喰わない)向けの雑誌でショートコミック描いてます。その2001年から連載していたものを集めたのがこの本、"Everybody is Stupid Except for Me(俺以外のヤツはみんなバカ)"というわけです。

[続きを読む...]

絵物語 ホビット―ゆきてかえりし物語

絵物語 ホビット―ゆきてかえりし物語絵物語 ホビット―ゆきてかえりし物語
デイヴィド ウェンゼル

原書房 1999-10
売り上げランキング : 539734

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

常日頃本屋で買い物する時に、海外のコミックについては一応「原書で置いてあったら買わない本でも、翻訳版があるなら抑えておこう」という姿勢でいる私ではございますが、つい先頃「あれ?こんな本が出ていたんだ」という一冊を発見しましたのでご紹介。その本のタイトルは「絵物語 ホビット―ゆきてかえりし物語」でございます。

「ホビット」(またはホビットの冒険)といえば、J.R.R.トールキンによって書かれたファンタジー小説の古典で、近年の映画版三部作のヒットでさらに新たな読者層を獲得した「オード・オブ・ザ・リング」の前日端にあたる作品。これをファンタジーアーティストであるデイヴィド・ウィンゼル氏が、全編絵物語(この言い方が作品の本質を分かりづらくしているのですが)言い直せば全編コミックにして語り直した作品が、この「絵物語 ホビット」という本のいつわらざる内容です。

[続きを読む...]
2009-11-17 - tada - Category: General- No comments - TrackBack: No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加

ゾーンを追跡して(SPECIAL FORCES)

Special Forces 1 (Special Forces (Image Comics))
Special Forces 1 (Special Forces (Image Comics))

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ゴホンッ、ゲフンッ。失礼、どうやら風邪を伝染されたらしくて・・・パソコンの前で大量に服を着込み、ムッシュ・ビバンダム状態で記事を書いております。

全く参りますなこの時期は、公共の場でくしゃみ咳払いを、遠慮なくかます輩が多くて。このままではくやしいので、近く六本木ヒルズにでも乗り込んで、大咳払いのバイオテロでもかましてやろうと思っております。

さて今回のネタですが、2006年にイメージコミックから出版された、カイル・ベイカーの「SPECIAL FORCES」でございます。

ベイカーといえばいわずと知れた独立系コミック作家の代表者で、アイズナー賞候補の常連でもある実力者。近頃は自らの家族を描いた作品「BAKERS」をアニメーション作品にしてネットに流したり、「X-MEN」のワンショットでMARVELに戻って仕事をしたり、DCの独立系作家を集めて描かれたオムニバスシリーズ「WEDNESDAY COMIC」でホークマンのコミックを描いたりと、フィールドを選ばぬ幅広い活躍を見せています。その中でなぜ今このネタなのか。それは私がさっき近くの古本屋で買ってきたから。それ以外の理由は特にありません(エッヘン)。

そのベイカーの描いた「SPECIAL FORCES」ですが。内容は注意!グロ画像・描写ありの超ブラックコメデイーでした。

[続きを読む...]

潜入!フロム・ヘル刊行記念トークショー「コミックで世界を解く── 魔術師アラン・ムーアの世界」

(10月26日追記)

フロム・ヘル 上
フロム・ヘル 上エディ・キャンベル


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
フロム・ヘル 下
フロム・ヘル 下エディ・キャンベル

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

昨日10月23日ジュンク堂新宿店で催された、フロム・ヘル刊行記念トークショー「コミックで世界を解く── 魔術師アラン・ムーアの世界」。えー私このイベントにひっそり潜り込んできましたので、今回の記事ではイベントがどんな様子だったかを皆様に(ざっとですが)ご報告いたします。

会場となったのはジュンク堂新宿店の8F。その隅にある喫茶スペースは開場前から超満員で、40人分の予約席はあっという間にフルチャージ。一部立ち見が出る大盛況ぶりで、自然、辺りにはジャックでリッパーな野郎どもの黒い熱気が立ちこめておりました。フロム・ヘル流に解釈するならば、イベント当日の三越アルコットは間違いなくクライストチャーチばりのパワースポットになっていたのではないでしょうか。

さて、イベント開始時間が訪れますと、その堅固な暗黒結界に印を結ぶかの様な、黒の上下に身を固めた黒い紳士が2人揃ってご登場。最初に入場されたのは特殊翻訳家の柳下毅一郎氏。続いての入場されたのは、ヒップホップグループ"RHYMESTER"の宇多丸氏。その後およそ一時間にわたりお二人のトークショー形式によるイベントが行われました。

一応最初にご紹介しますと、柳下氏はいわずもがな「フロム・ヘル」の翻訳を担当された方で、他にもバロウズやジーン・ウルフなど非常に特殊な作品を書く作家の翻訳を得意としており(ゲイマンもやってます)、映画評論ユニット「ファビュラス・バーカー・ボーイズ」や「バッド・ムービー・アミーゴス」の片割れとしても有名ですね。特に海外コミックの翻訳に関しては、これまでにもニール・ゲイマンの「サンドマン」シリーズ、フランク・ミラーの「ダークナイト・リターンズ(98年版)」、「ロバート・クラムBEST」等を翻訳されています。

一方のRHYMESTERの宇多丸氏は、現在ONCE AGAINの売り上げも好調な、説明不要の大御所ラッパー。ご自身のラジオ番組やブログその他メディアの各方面で、積極的に「ウォッチメン」「フロム・ヘル」を紹介され、まさに現在日本における「アラン・ムーア作品のスポークスマン」という立場を担っている方です。今回のトークショーには、自ら「何度も読み返した」と語るすでに"ヴィンテージ感"があふれるフロム・ヘル単行本を片手に登場。イベント中は柳下氏のトークに原作のセリフを被せるなどの、レベルの高い会話のキャチボールを披露し、会場をおおいにわかせてくれました。

[続きを読む...]
2009-10-24 - tada - Category: General- No comments - TrackBack: No Trackbacks このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなブックマークに追加
«Prev | | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 || Next»

海外コミックに関する最新ニュース満載の、 PLANET COMICS.JPメインブログ。

October Market Shares

1. Wolverine: Old Man Logan

Wolverine: Old Man Logan

2. Jack of Fables Vol. 6: The Big Book of War

Jack of Fables Vol. 6: The Big Book of War

3. Naruto, Vol. 46 (Naruto (Graphic Novels))

Naruto, Vol. 46 (Naruto (Graphic Novels))

4. Final Crisis: Legion of Three Worlds HC

Final Crisis: Legion of Three Worlds HC

5. Noir: A Collection of Crime Comics

Noir: A Collection of Crime Comics

September Market Shares(INDY)

1. Bleach, Vol. 28

Bleach, Vol. 28 (Bleach (Graphic Novels))

2. Love and Rockets 2: New Stories

Love and Rockets 2: New Stories (Love and Rockets (Graphic Novels))

3. The Book of Genesis Illustrated

The Book of Genesis Illustrated

4. Yotsuba&!, Vol. 6

Yotsuba&!, Vol. 6

5. Locke & Key 2: Head Games

Locke & Key 2: Head Games

JAPCOMIX vol.1

宇宙人! 食人鬼! 半裸ギャル!コミックコードの亡霊達が、墓場の中から総進撃 ジャンクカルチャー濃度120%で精製された、俗悪パルプコミック最後の遺伝子JAPCOMIX驚愕のデビューアルバム!
・本編112ページ
・2色刷り
・500円(税込み)

 詳細はコチラ