原作を手がけ、映画版の監督もつとめた『シン・シティ』のヒットで映画界でも一躍名が知られるようになったコミック作家のフランク・ミラー。
まもなく、フランク・ミラーの原作コミックの実写映画化第2弾、歴史スペクタクルの『300』が米国で公開になります。
その取材のために受けたインタビューで、フランク・ミラーは今後関わる予定のプロジェクトについていろいろ語りました。
フランク・ミラーは多くのインタビューに答え、「ロドリゲス監督と『シン・シティ』を手がけて以外、映画が面白くてしかたがない」と語っています。
そんなフランク・ミラーの次の映画として最注目されているのは、やはり『シン・シティ2』。『シン・シティ3』のプランも同時進行中です。
監督は1作目に引き続き、ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラーの共同監督です。
Zap2it.comのインタビュー記事によると、『シン・シティ2』の骨子となる原作エピソードは「ア・デイム・トゥ・キル・フォア」になるそう。このエピソードは、映画のためにミラー自身の手で書き直されたり足されたりしており、原作にはなかったナンシー・キャラハン(ジェシカ・アルバ)の、“その後”も描かれる予定なのだそうです。
『シン・シティ』1作目に出演した俳優たちは、『2』でもほぼ顔をそろえる予定です。
原作ストーリーのメインとなるヒロイン、アヴァ・ロード役はアンジェリーナ・ジョリーが演じるということが今年春ごろに大きな話題となりましたが、なぜかいまだに公式発表がありません。
しかし映画の製作はアンジェリーナ・ジョリーの妊娠によって予定が繰り下がったとの噂です。
また、現在、ロドリゲスはクエンティン・タランティーノ共同監督の新作『Grindhouse』を中のため、映画は、来年5月〜6月ごろに撮影に入るとのことです。
『シン・シティ』DVDのプロモーションのため2005年末に掲載されたMovieWebの記事によると、前作で“ゲスト監督”として1シーンの撮影をした(だけだが、広告にはでっかく名前が出た)クエンティン・タランティーノは、報道陣の前でロドリゲスに「クエンティンは続編にも来るのかな?」と聞かれて「きっと呼んでほしい」とノリノリで発言。するとミラーがなぜか「オレの屍を越えて来い!」と挑発。ロドリゲスは「ま、今度は2シーンくらい撮ることになるんじゃない(笑)」とまとめています。
ミラーが現在、力を入れているもうひとつの映画プロジェクトは、グラフィックノベルの父・ウィル・アイズナー原作のコミック『ザ・スピリット』の映画化です。
(関連記事>> 伊藤忠がComic Book Movies社と資本・業務提携)
監督はフランク・ミラー。脚本はベテランのコミック作家であるジェフ・ローブです。ローブはこれまでに『ヤング・スーパーマン』『ヒーローズ』などのTVドラマや、映画の脚本を手がけてきています。
2人は原作に忠実になるように心を砕いて脚本を作り上げているのだそう。できうる限り原作に忠実に、というのは、ミラーがロドリゲス監督から学んだ姿勢だといいます。
Ign.comのインタビュー記事によると、フランク・ミラーは、主人公スピリットにふさわしい主演俳優も、もう心の中では決めているのだそう。
「ロドリゲスのスケジュールが遅れれば、『シン・シティ2』よりこちらを先に撮りはじめるかもしれない」とミラーは語っています。
また他には、彼が1980年代にアーティストのジェフ・ダロウと共作したSFコミック『ハードボイルド』も映画化するプランがあるのだそう。こちらも、自身が監督を手がけたいと考えているのだそうです。
ミラーは映画に没頭してコミックを忘れたわけではありません。現在、アーティストのジム・リーとの強力タッグ「オールスター:バットマン&ロビン・ザ・ボーイワンダー」を連載中。ただ、多忙の2人による作品であるために、続刊の刊行がだいぶ遅れてしまっています。
また、自身で脚本からアートまでを手がけるコミック「ホーリーテラー、バットマン」も執筆中。
Ign.comによる別のインタビュー記事によると、こちらは200ページという大作。すでに150ページまでペン入れを終えているそうです。
このコミックの内容は、ずばり「バットマンVs.アルカイダ」です。
(関連記事>> フランク・ミラーの次回作は「バットマンvs.アルカイダ」!?)
関連Link>>
・Frank Miller: Complete Works
フランク・ミラーのファンサイト。バイオグラフィ、作品リスト、最新ニュースなど。(英語)
・「Grindhouse」Trailer ‐Iklips.com
ロドリゲス&タランティーノがまたもアクセルふかしきった新作ホラームービー、『グラインドハウス』(=B級映画の意味)、ティーザートレイラー。(英語)『シン・シティ』など、この両監督の映画のどれかが好きな人なら要チェックの出来。